― 朝・謁見室 ―[ヴェスパタインが出て行ったのは、何時ごろだろう。…然し、主が出来たのは、何時ぶりだろうか。賢者との話しの後に、そのままずるずると壁に背を預けて座り込んで、居た。 ただの若造では、在る。 其れでも、この名を識り、言葉に出来る程に、力が在る。 ―― 力の在る主が居る事は、幸せな事である。]
(222) 2012/05/22(Tue) 01時半頃