[水の中で手を洗い、爪の間に入った土も落とす。
汚れをほとんど落としてから手を上げ、ズボンのポケットに手を入れかけ思い出した]
…ああ、置いてきたんだっけ…。
[ハンカチはさっき、枝に結びつけてきてしまった。
濡れた手の雫を払うように両手を降っていると、背後に誰かが近づいてきて声を掛けられる。>>212
振り返り、その人物を認めると、彼と同じような気さくな笑顔を浮かべて応じる]
やあ、こんにちは。
奇遇だな、…僕も君に会いたいって思っていたんだ。
[どこか作り芝居のようなやり取りをかわすと、ヤニクが腰を下ろした隣に座る。
足を開き、その間に合わせた両手を入れ、重ね合わせるようにしながら会話を続ける]
さっきは素敵なプレゼントをありがとう。
でも、ごめんね。僕は料理が得意じゃなくて…使いこなす自信がないよ。
[隣のヤニクを見て、小首を傾げてはにかむように笑う]
(219) 2011/11/13(Sun) 14時半頃