―異世界・街角―
[どれくらい歩いたでしょう、多分そんなには歩いていなかったと思います。
おじちゃんの家はちょっと街の中心から離れたところにあるので、広場や表通りに行くには、少し歩かなければいけません。
目指すならそっち。多分そっちの方面のほうが、人がいっぱいいるです。
その通り道だったでしょうか、やっとまた人影を見つけた>>198のは。
今度は綺麗な銀の髪を持った、背の高い女の人。どーんばーんの女の人とは正反対の、夜の月光の色。
おじちゃんはちょっとだけ怯んでいました。さっき会ったお医者さんは知り合いでしたが、この女の人は多分違います。
知ってる人なら怖くないです。でも知らない人は怖いです。いつもは別に怖くないですけど、状況が状況です。]
あー。もしもーし。
[そう彼女にかけた声は恐る恐るの様相で。
おじちゃんの腰は微妙に引けてました。]
(219) 2011/10/20(Thu) 00時半頃