昨年末、旧空母跡ではグボログボロの目撃情報が頻発していました。
こちらのコンゴウが逃げ込んだ際には何もなかったそうですが、海の近くですから万が一ということもあります。
[第一部隊や他部隊のフルメンバーで出撃するのなら、中型種で比較的動きも読みやすいかの種なら警戒を促すだけでも問題はないだろう。
しかし、二人での中型種討伐がほぼ初めてという点から、乱入されてしまっては混乱を招きかねないと判断する。
人差し指を唇に押し当て、逡巡するのは数秒]
―― ですから、お疲れのところ申し訳ないのですが……
旧空母跡一帯の偵察をしていただきたくて。
ただ、ターゲットはあくまでグボログボロで、コンゴウに挑まれるお二人が気づかないように、……お願い、してもいいですか?
[随分と無茶な指示だとは理解している。浮かべる表情は、困ったような色。
だが聴覚の優れたコンゴウがいるということ、中型種一体を一人で相手することになるかもしれないとなれば、トレイルにしか頼むことはできない任務だ。
どうでしょう、と祈るように彼を見つめた**]
(218) 2014/01/25(Sat) 16時半頃