>>162
変なことなんか言ってないぞ?
[その珀の戸惑う様子が、なぜか自然と甲斐が中庭で女の霊を見たといった時とリンクする。
この屋敷には、 いる、と珀の様子からも、思いながら…だけど、約束もあって、それは口外しない。
次に見せた笑顔は、あの部室に入ってくるときに見せる無邪気な笑顔で、それがかえって、痛々しくも感じながら、いうことにはうん、と頷いた。
雰囲気から、一人になりたがっているのはわかった。
それは己の力不足も感じることではあったけれど……。背中を押す力にそのまま任せて部屋を出る。
ちょっとだけ、足が痛くて、よろけたけど、踏ん張って…。]
わかった。
でも、先生で聴けることがあれば聴くからな?
[そうは言ってみたものの。相談にはきてくれるだろうか?ともかく、きちんと目を向けねばいけないと思った。
そう、俺は、生徒を守らなければならない…。
去っていく珀の姿をみながら、ああ、けーまが飲み物もってくる件、伝えてなかったことは、思ったのは一旦自室に入ってからだった。*]
(216) 2011/05/18(Wed) 18時頃