[自宅に戻れば、顔色の悪さを心配した母親に外出禁止を言い渡されるのは間違いない。
だから、少しでも顔色が元に戻るまではまだ家に帰らず。
途中、午後の集配にまわっているウェーズリーと擦れ違ったりすれば会釈を返し]
父さんから、手紙きてるんだ……
って……母さん、ウェーズリーさんにまで、そんな……
大丈夫、無理はしてないし。
[旧びた自転車を止めたウェーズリーから、自宅に手紙を届けたときに「エリアスが外に出てったっきりなかなか戻らないから、見かけたら帰るようにいってやって」などと母に頼まれたことを告げられて顔をしかめ。
顔色の悪さを指摘されれば大丈夫だとくりかえす]
……ちゃんと、暗くなる前には帰るから。
[二十歳にもなるというのに、子供のように心配されていることが不満でちょっと拗ねたようにかえす]
ウェーズリーさんは、お仕事がんばって。
それじゃあ、また。
[いいことと、ちょっと都合が悪いこと、両方を告げてくれた郵便屋と別れて、散歩の続きをする]
(216) 2012/03/25(Sun) 16時頃