―とある日の学園、昼休み 屋上―
……嘘みてえだよなあ…
[ノートを広げ、頬杖をつきながら、ホポホ語滅びろと呪詛をはきながら揺れる焔の髪をみていた。
終わりの時を共に戦った《運命》の仲間と、敵対した人々と、こうして"日常"を過ごしている。
たまに轟音が響くが、それも含めて此の学園の"日常"だった。
転入組や途中入学組は驚くこともあるが、エスカレーターでずっといるとその違和感もとっくになくなっていた。]
あ、いや、なんでもねえよ。
… そこ、二行目、違ってる。
[俺一回死んでるんだぜ、と続けようとして、彼の友人でもある教師のことを思い出して話をそらした。
たまに此方を見てひどく悲しそうな顔をするのも、頻度は減ったがまだ0にはならない。
彼の罪悪感が早くおちつくといいのだけれど。]
(215) kokoara 2011/06/22(Wed) 22時半頃