[穏やかな風で、ゆっくりと瞼を開く。辺りを見渡したが、見覚えのある場所ではない。] (戻らなくては…。)[真っ先に浮かんだのは、森の仲間達。しかし、既に傷ついた身では、自由に体を動かせず、ゆっくりと大樹に向かって、歩みを進める。川辺で伸びる樹木に寄りかかると、荒い呼吸を繰り返し、体を休めた。]
(215) 2011/06/03(Fri) 00時頃