[ピンポンと響く玄関チャイムの平和な音。は~いと答える女の声。微かに眉を顰めた視線の先に、ドアは開いた。その先に佇むエプロン姿の女は──── ざ わ り。寒気がした。母とも叔母とも似ても似つかぬ、見知らぬ女の姿に。]
(213) 2016/09/30(Fri) 16時半頃