―― 1階浴室 ――
[>>160>>161哲人自身、自分の身の状況を判ってないではないだろうに、それなのに笑みと共に返された答えに。
……誰のせい、との言葉に。視線を彷徨わせた。]
やっ……そ、そりゃおれの、せい、だけど……。
ごめ、その。でも……。
[そうだ、自分のせいだ……と沈みかけた思い。
それでも、まるでいつもの冗談みたいな笑顔に支えられて。
タオルの隙間から困惑の表情を見せながらも、胸の内には、安堵。]
……ってテツ。やっぱ、拙い。
[続く問いの中にくしゃみが聞こえて、僅かに眉を潜めた。
尤も彼の言葉通り、この場には着替えの類が見当たらなかったから、今すぐ浴びろとも何とも言わないでおいたけれど。]
おれの部屋は……上。ナリくんと一緒のとこ。
突き当たりじゃないとこなんだけど。
うん、一先ずそこ、戻って着替える。
(212) 2011/05/18(Wed) 17時半頃