[赤ん坊はそれこそ、それが仕事であるかのように一生懸命猫耳>>206>>207をもきゅもきゅしました。それからだんだんと下がっていっておっと、前髪に触ってはいませんよ。シーシャが抱えなおしたから赤子の手は掠りもしません。そのかわり、もう一度近づけた際には猫笑いの浮かんだほっぺに小さい五指をくっつけて、あぶ、とぺたぺたしました。クシャミの顔の間近で、くりくりとした黒目で覗き込みながら。] 考えとく[赤ん坊が瞳を覗き込めたのは長い間ではありません。すぐにシーシャが抱えなおして、腕の中に完全に収めてしまったのです。シーシャは言葉少なに、名前への首肯を返して、もう片方の手でケトルを持ちました。]
(212) 2016/12/02(Fri) 01時頃