――ある晴れた日/中庭・東屋――(>>203)[ぎゅっと瞼を閉じて、頭を振る。目尻から押し出された涙が数滴、宙に舞った。震える肩を抱きしめるようにしたまま暫く俯いていたが、どうにか落ち着いたのか、目元を拭って顔を上げた]ん、……はっ、ぐすっ、ははっ……、はは……んっ。……うん、だいじょうぶ、うん。ちょっと、いきなり、だったから。……驚いた、だけ。だよ。……もう、大丈夫、……だよ、――でも、
(211) yuma 2010/09/14(Tue) 23時半頃