>>196
[傷心を抱えながら、トボトボと学生寮に向かう。
寮の正面の入口から延びる並木道に差し掛かると、少しずつ気持ちの切り替えもできてきて、寮の夕食について考える]
まだ食ったばかりだからいいとして、けど食っておかないとな…
今夜のメニューは何だっけ?
[頭の中をこれまでの日常に戻したその時だ]
うわっ!!
[後ろに近づく気配に気づかず、急に服の裾を引かれて思わず声を上げる。驚きながら振り返ると、そこにはさっき別れたはずの彼女が居て、さらに驚愕する]
なっ、何ですか?!
[慌てて問いながら、彼女が急いで追いかけてきた様子に、すぐにその理由に思い当たる]
…あ、僕…何か、忘れ物しました?
[彼女の部屋に忘れた物を届けに来てくれたと思った。しかし、彼女の口から聞かされた内容は異なるもので、さらに混乱に陥る事になる]
(211) vitamin-girl 2011/11/28(Mon) 22時半頃