人狼議事

194 花籠遊里


【人】 看板娘 櫻子

[ころころと鳴る喉の音は、まるで木製の鈴のようでした>>208
 僕との交わりの中に、何かをきっと満たしてくれているのでしょう。
 好きだと囁かれる言の葉は、甘い幻だと存じております。
 その嘘を誠にしてはならぬのだと、朽ちた花から教わりました。
 ですから僕は幻を吸い上げ、甘い蜜を『蝶』へと届けるのです。]

 べ、る…さまっ

[崩れぬ微笑みに、囁き堕ちる甘い毒に身を捧げ
 鼻を掠めた声で、小鳥に擬態し囀ずりましょう。

 彼の手がゆっくりとした動きで、枝葉を撫で上げて行かれます。
 音はとても静かで、耳に届くのは隣の牢の折檻ばかり。
 それでも体が触れ合うそこからは、酷く淫らな粘膜が
 音もなく音を奏でていたのでございます。

 少しずつ、溢れ、溢れて
 彼の手を、花の蕾をそっと濡らしていくことでしょう。]

(211) 2014/09/16(Tue) 15時半頃

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