[押し付けられた紙袋>>119を見詰めて、これを本当に受け取って良いものかと暫しの逡巡を。けれど結局諦めた様にため息を吐いて、テーブルの上に置いた。……貰えるものは貰っておこう。
席に座る獣の青年を見送って、好物だと言いながら>>120珈琲を受け取る様には安堵の息を吐いただろう。もしかしたら、"彼"と趣向が似てるのかしら、なんて。ぼんやり考えながら。ジャニスにしたら、珈琲が好きだなんて理解出来ない事だったけれど]
いいえ、まだ……。
あら、アナタも?気の多い天使さんだこと。
[遠慮無くミルクティーを口にしながら、端末を操作する。その唇は苦笑めいて吊り上がっていただろう。同じ相手からの着信が、何だか奇妙な友情の様なものを感じさせて]
――アタシは、もう、演技はしないから。
少なくとも、此処では。
……だから、アナタのベルにはもうなれない。
[珈琲を飲み干す姿>>122を、無感情な瞳で見詰める。
続く口上>>123には、眉を寄せたまま皮肉げに口端を上げた。
崩されていくチョコレートケーキ。楽しげな口調。けれどどうにも、それに乗る気にはなれない]
(209) 2014/10/08(Wed) 09時頃