――俺も。 世界が、掟が、認めるならば。 お前と共に歩きたかった。[それは、叶わない願いだという事も。それでも、俺は、『今』がとても楽しかった。俺は、それで構わなかった。だけど、貴女は俺のために、世界を敵にした。本音を言えば、貴女を敵にはしたくなかった。戦いたくはなかった。覚悟なんて、出来るはずが――、無かったんだよ。透明な雫が、俺の瞳から、流れ落ちる。]
(207) 2015/09/15(Tue) 21時頃