こんな寒さじゃあ、 きっと林檎も凍えてしまうわ。[ひとりでに言葉を零しながらふと好奇心に誘われ入ってきた入口の方へ。そろりと顔を覗かせたなら、ひんやりは増して冷たいひとひらがふわり、鼻先に触れた。] ────雪だ![踏み出して空を見上げれば、薄灰色の雲から粉のように小さな白が舞う。もちろんこれが初めての雪ではないけれど子ども心にそれは魔法のように魅力的で引き寄せられるかの如く思わず外に駆け出していた見上げればベランダに二人の女性>>202>>204の姿はあったか。こちらに気付いたなら嬉々として手を振っただろう*]
(207) 2016/11/13(Sun) 22時半頃