―とある日の早朝―>>-3791
[PI.PI.PI…と鳴る目覚まし時計を止めて、ほんの少しだけ薄暗い朝に目を覚ます。大好きなうさちゃんを枕元に置いて、伸びをうーんとひとつする。
それから、よしっ!と気合を入れてベッドから起きる。
制服に着替えて、白い割烹着姿に着替える。
暫くすると、キッチンからリズムの良い音と、良い香りが漂う。]
…どうしましょう。
卵焼き…甘い方が好きか、しょっぱい方が好きか
聞けばよかったですわ。
[うぅ、と悩んだ結果…少しだけ甘くした。他のおかずとのバランスを考えてのことだ。烏骨鶏の卵で作った卵焼きを斜めに切れ目を入れて♡の形にしてお弁当箱に沙羅の気持ちごとぎゅって入れました。それから比内地鶏のから揚げ、ミニトマト、ちくわの磯部揚げ、アスパラの肉巻きを曲げわっぱのお弁当箱にバランスよく詰めていった。
大きさの違うけれど同じお弁当箱が机に並ぶ。
どこで食べようよりも、一緒に食べてくれる人がいて、それが黒ちゃんなのがとっても嬉しいなって思ったんだ。*]
(206) wallace 2022/09/21(Wed) 01時半頃