千客万来じゃの。先程までは出ておったが。
…であろうなあ。強うもなかろうに、何れ相手に、如何程呑んだのじゃ。
[クローゼットにと外套を仕舞いながら、緩く揺れる身体を視界の端に入れ>>176、何処かしら浮ついた口調はそれだけの酔いを表しているか。]
あれは酷い味であった。ほんに主の悪食だけは変わらぬのう。
ああ、そうじゃ、先程シーシャに面白いものを貰うての、これを使…
[調度貰った電気ケトルを使い、茶でも入れてやろうかと、振り向きざまに意表を付かれたのは、身長差、胸へと頭を引き寄せる動き>>177。]
無礼ぞ。
[短く言い捨てると、額に肉の薄い胸板が触れるか触れまいか、腕を伸ばして身体を引き離す。]
どれだけ酔うておるのか。一度の戯れは赦す故、ほれ、早う座れ。酔い覚ましに茶を入れてやろう。
[そう言って、応接セットを指し示した。]*
(203) 2016/12/06(Tue) 22時頃