ー回想•ずっと前の本屋にてー
>>4
[その本を透き通ったと表現する彼女に確かにその本が好きなのを感じて、喜色を浮かべる。その著者の名前に、フウンと一度思案した後で答えた]
僕はその人のは一冊しか読んだことがないな
確かに本当に透明感のある文章だった
次の新作が発売される頃までにはたくさん読んでおくから、また来たらそれらがどんなに素敵か話してよ
[一冊、と著者でも有名な作品の題名を挙げると、そんな風に言ってちゃっかり次も買ってくれ、と頼んだ。そのうちに少女の隣に男か立って、先ほどのように予約の本を頼んだのだった。本の会計を済ませながら、ヤニク>>7の言葉に応える]
さっき来たのか 悪かったな
まあお前の趣味というよりか、一見価値のわからない素晴らしいものっていうのは、見せびらかすより隠し持って独り占めしたくなるだろ
[含みを持たせるように、レジに目を落としながら唇の端で笑う。会計を済ませた本をヤニクに渡すと先ほどの誘いをし、返された言葉には片眉を上げながら。]
(202) 2014/10/04(Sat) 00時半頃