滞在先→???
[ラルフに連れられて、外に出た。空は驚くほど快晴で、少し目を瞬く。さてここからどこへいくのだろうか?少し前まで自分たちが居た噴水広場が、街路の遠くに見えた]
……騒がしいな
[妖精が多く集まる場所は嫌いではないが、得意でもない。歩いていると、すぐ妖精の波に流されまくるからだ。きっと夏の準備で忙しい妖精たちが、大勢いるのだろう。夢を見せる妖精である自分にはあまり関係のないことだ。夢なんて、眠れば見れる。年中変わり映えがしない]
なあ、アンタは夏の準備しなくていいのか?
[季節の変わり目を忙しく過ごす妖精は多い。彼に連れられて歩く途中、そう尋ねた。買い出しに行くついでに、街を案内してくれると言っていたが、仕事はいいのだろうか?火の妖精だというのは知っているが、それ以上詳しく知らないことに気付く。今更だった]
(198) 2014/05/12(Mon) 14時半頃