人狼議事

276 ─五月、薔薇の木の下で。


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 薔薇の薫りは今は遠く。
 弾ける音はしない。
 辿る手は頬に落ちて額を合わせようと
 くっつく。

 見つめる瞳の中、確かに君がいて。
 髪を梳いていた指が彼に縋るまま、
 強欲にひとつ強請ろう。 ]

  いつか花が散って枯れて、実になってしまっても、
  …………俺の、傍にいて。

[ 答えを尋ねる前に引き寄せようと動く手。
 零れる息は微かに震えていたけれども、
 逃げはせず、ただ、彼を見ていた。 ]

(198) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 05時半頃

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