[>>152>>161
さっさと登ろうにも、
足を踏み込むのすら鬱屈とする気配の傍で、
彼の叫ぶところには、若者はさすが元気だねえ、なんて。
年寄りみたいな感慨で見ていたのだけれども、]
…… 露店の、
( ってことは、見立て通り…かな。 )
[覗き込むように、額に手を添え乍ら。
泥方君の「やっぱり」という予測していたかのような
声に重ねながら、高みに見える影を遠目がちに見上げた。
そのシルエットは恐らく、…見間違いようもなく、
声に出した、通り、ということのようだ。]
(「許可が必要なのかなあ」、と、>>161"悪魔"の彼と同じ事を、恐らく同じタイミングで―――――ぼそりと不思議そうに呟きつつ。彼の呟きには、「ここで頑張ったら、後でご褒美にまたアイスくらいあげるよ」と、餌付けする飼い主みたいな事をのたまってしまった。)
(197) 2016/06/23(Thu) 23時半頃