――食堂――
[縦に長く並んだ卓は、まさに合宿所といった風情。何となく、男が集まっている側で隣一つ開けて着席した。
そこで漸く、女性陣とも顔合わせ。先ほど見た、フランシスカ、ホリー、プリシラの顔も確認できる。]
……げ。まさかとは、思いましたが。
[誰にも聞こえぬようぼやいたのは、教室でメアリーと一緒のところをよく目撃していた彼女――ケイトの姿を認めたから。矢張り、ローズマリーへのメールの送信者の名は間違いではなかったのだと。複雑な心境。
今更、逃げも隠れもするわけにはいかないのだけれど。
一瞬の渋面は、美味しそうなソースの臭いで綻んだ。]
えっと、紹介がまだだった人、も居ますね。 ロビンです。
このヤキソバのお礼は……そうだな、
早起きが得意なんて、明日の朝食ででも。
[両手を合わせてから、はふはふと頬張る。]
美味しい、です。
[調理者たちに向けて、口の回りに青海苔をつけたまま、頷いた。]
(193) 2010/06/17(Thu) 13時半頃