――そんなこと、あるはずがないだろう?
君は俺の手足であり、武器だからね……。
[だから、傍にないことなどありえないと、言い切る。
少年は肩を竦めて、ゴキタイニソエタヨーデナニヨリデス、と、変な棒読みで言った]
……ああ、そうだ。ついでに、一つ仕事。
…さっきの連中が、『零』のリーダーのマーゴ=ヴィクトリアのことも狙っているらしい。
彼女…零には色々恩があるからね。
大丈夫だとは思うけれど……万に一つのことがあったら、いけないから。…様子を見てきてくれる……?
俺はもう…大丈夫だから……。
[机の引き出しの中。同じようにサプレッサーがついた拳銃を取り出す。
貴方の銃の腕、正直不安なんですけど、と唇を尖らせつつも少年は同じ拳銃を持って部屋を出ていった]
…もう、来ないと思うけどね……。
[ぽつり、呟きつつ、ベッドの上でサプレッサーの結合部を指で撫でた**]
(192) 2010/03/17(Wed) 06時頃