>>183続き[二階にあがるセシルを見送ってからスツールに腰掛け、マスターに床を汚したことを苦笑しながら謝罪する。]
『なに、掃除は得意なんでね。任せてください。』
いつもすまない。
それと、突然だけど君は今夜クビにするよ。明日はこなくていい。
『ははは、アルフレッドとブルーノはともかく、ユリシーズはかなりおしゃべりですからね。』
まぁまだわからないけどね。
さっきセシルにも言ったけど、俺は使えない駒はいらないよ。
万が一のとき、君は戦力にはならないからね、国に帰るといい。
昨晩きた女性もそんなことを言っていたしね。>>4:289
『わかりましたよ。じゃあ、これが最後の一杯ですかね』
……あぁ。ありがとう。
[トムは、>>4:161のメニューから2を作り、グラスを目の前に置いてくれた。手に取り口をつける。グラスの中の氷がカランと小気味のいい音をたてた。]
−回想終了−
(191) 2011/11/17(Thu) 16時頃