[布団の上へ転がされ衣服を取り払われると、やはりどうしても恥ずかしさを覚え金の睫を伏せる。けれども視線だけで身体の温度がじわりと上がるようなこの感覚はどこか楽しく。その微笑みは口許に残ったまま。] んっ…。[握り込まれる感覚に眦を眇める。] はあ…。[期待を吐息に滲ませて微笑の絶えない僕の表情は、幾ばくかの幼さを保ったまま艶を帯びつつあったかもしれない。蝶を組み敷いた花を見上げ、視線で強請る。悦びを齎してと。]
(190) 2014/09/19(Fri) 01時頃