人狼議事

162 絶望と後悔と懺悔と


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[濁った涙が零れ落ちて、
緋色の幕も剥がれ落ちたよう。
世界は薄ぼんやりと白い霧の中の輪郭。
>>180 見上げたその顔がどんな表情をしているのか、
やっぱり見えなかった、それが酷く悲しくて、

肉を抉り濡れる爪の先、ねじ伏せられて肩が沈む。
声は泣くなと言うけれど、泣かせているのは誰だろう]

……わたし、
あなたを、ころしたくない……

[左の手にした武器は落ちる、
縋るように伸びた片手は、けれど彼の顔を見たくて、
――その首を持ち上げ、同時に絞めるもの]

ころしたく、ない

[歪み笑む、けれど緋色の双眸からは溢れる涙がとまらない。
はらはらと零れる滴が、覗き込んだ彼の顔をも濡らすだろう]

(188) 2014/02/20(Thu) 23時半頃

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