―自室―…なんでだよ。[見逃してくれれば、と本気で思った。お節介め、とも思う。けれど、手が振り払えないまま]っ[熱を抑えようと唇を噛む。それが度を過ぎて唇に血が滲んだ。痛みが快楽になり、血が麻薬になった時]───ジェフ、もう[薬を塗り込む指先に縋るように僅かに爪を立て、その先の言葉を飲み込んだ。欲しいのか、拒否したいのか──もう、解らない]
(188) 2011/12/25(Sun) 21時頃