ずるいもんか キミだって、似たようなものだろう[お互い腹の探り合いみたいな事はやめて。今更何を隠す事も無い嫌味ったらしく、彼女から言われればふと目を伏せて、「そうだね」なんて肯定する] キミも充分物好きってハナシ やっぱ、似た者同士だ[やっと聞けた言葉に嬉しくてニヤついてしまう衝動を抑える。好きだと、はっきり彼女の口から聞けてそれがいつからの感情だったのか、それとも本当に好きなのか。自分にはよくわかっていなかったけれど。絡みついた指から伝わる彼女の体温は嫌に愛おしく感じた]
(187) 2015/07/13(Mon) 21時頃