-秘密の花園(女子寮)に向かう前・廊下>>163-
挙動不審……そ、そんなに?――痛いっ。
[>>1:154 そう言えば、先程も後輩に体調を心配されたけれども。つまりはそういう事なのだろうか。思春期男子にはなかなかに、響く言葉だ。眉尻を下げる。
ずんずん進む腐れ縁の少し後を付いて歩く。
歩幅は己の方が大きいはずなのに、何故か抜かされる。
左手に何か固いものが当たって落ちる。見下ろせば可愛いラッピングをしたキャンディ。]
んー…口寂しいのかもしれない。何か口にあると落ち着くんだよな……。
ぃ、いや…ハルカの手は…丁重にお断りします…
[口寂しさを紛らわせる為、己が煙草に手を出し始めるのは、もう少し後の話。結局悪癖は直らず、悪癖の上塗りになっただけに終わったのだが。
口内にハッカの爽やかな香りが広がった頃、>>157ライムイエローの髪が見える。]
あー……フィリップせんぱーい……
[招待状を取り出して、半ば急ぎ足で駆けつけようとする。追い付けただろうか。もし追いつけたならば、相変わらずの挙動不審ぷりを発揮しながらも、手渡すだろう。]
(186) 2014/03/06(Thu) 20時頃