あ、いえ、なんというか、
[プレゼント>>170と問われると、返答に詰まってしまった。
そういえば雑貨を取り扱う様な店に入った回数は多い方ではない。
それこそガキ大将だった時代が長い男には、一番縁遠い場所かもしれぬ。
無意識に右手は眼帯に触れた。
その動きで左腕に抱えた荷がかさと小さく音を立てる。]
ああ、やはりそうでしたか。
ハロウィンは明日なのですがね、お騒がせしまして……
[カウンターから出て来た店主に、軽く頭を下げる。
しかし彼が次いで発した問い>>172に、右目を大きく見開く。しかしなんとなく、その意図したところは汲める気がして]
あのお化けは、俺の教え子です。
これでもこの街で、教師をしています。
[教師に見えぬことは、男自身自覚している。
だから少しだけ、自己紹介ともいえるその言葉には笑声が交じった。]
(184) 2014/10/20(Mon) 00時頃