[ふぅ、とそのまま彼に息をふきかけて。
手近にあった椅子に腰掛けて体操服のズボンを手に取ると、ムダ毛が綺麗に処理されたハリツヤの良い脚を通して行く。
クラスメイトには、目の前の現実がどんな風に映っているのか。
ズボンを穿き終えると今度はヘアゴムとピンを取り出し、器用に長い髪をまとめて。
髪型がキマる頃にはInstrumentalで流れていた曲もフェードアウトしていった。]
…やっぱ、こういうカッコしてるのって…おかしいかな?
[少し視線を落として小さく呟くと、クラスメイトは少し慌てた様子を見せた。]
…ぷっ、…っくくくく…冗談だよ!
誰に何言われてもカンケーないし、のあはのあだもん。
それに、のあは今の自分のコト、結構好きなんだよね。
だからやめるつもりもな〜い♪
[にひ、と笑ってジャージの上着を羽織る。
そしてそのままクラスメイトの彼と談笑しながら体育館へと向かうのだった。**]
(183) 2020/01/11(Sat) 04時半頃