[そう考えていた時、>>165ラルフに声をかけられ、はっと顔を上げる。]
ありがとう。
アタシ2年前から親とは縁きってて、帰っても一人だから。
ラルフくんが、一緒にいてくれる?
・・・あ、
えっと、ラルフくんが家に一人じゃなければ、心配いらないのだけど、もし一人なら、―――
[誤解を招くような言葉を口にしてしまっただろうか、と焦る。
最悪の事態が起きた時、彼が襲われるのも、疑われるのも避けたい。できれば一緒にここに残っていた方がいいだろうが、すでに帰ろうと決心している彼を説得することは難しいかもしれない。
彼が家に一人だと答えたならば、家について行ってもいいかな?と聞き、誰かといる又は断られたのなら、アタシのことは心配しないで、人の流れがある今のうちに出た方がいいよと告げ集会所に残ることになるだろう。]
(181) 2013/09/14(Sat) 03時頃