[ディーンに向けたヤニクに笑顔>>139に、頬が柔らんだ。
ここにきて、緩みっぱなしだ。
堅物の癖に世話焼きな一面も見えていた気がするディーンとは、ペアで見かけることも多かったと思う。
いいよね。男の子の友情って。
結束していた頃の野球部のみんなや、なんだかんだでバスケ部で同籍していたヘクターとベネットとか。
10年前の、極端に人が少なくなってしまった頃。寮生の中に同性の同級生はいなかった。
だからなおさらそう感じるのかもしれない。
交流深く声をかけまわるヤニクの微笑み>>155に返す笑顔には、羨みの陰が宿ってしまっていたかもしれない]
「郷に入れば郷に従え」>>131……ね。
[まるで逃げるみたいに去っていった、テツの後ろ姿>>120を思い出す。
彼が従えなかった理由は、しつこく食い下がっていたから、もしかしたら話してくれてはいたのかもしれない。
例えそうだとしても……彼の本音とは思いづらい、誤魔化にしか感じなかっただろうけれど]
(180) 2011/08/26(Fri) 23時半頃