…いつまでもそうやっていると、頭に血が上って莫迦になる。[かと言って、助けるような仕草もなければ甘やかすような声もない。パチン。音を一つならして、男は池の傍を離れる。もう少し庭の散策を続けるつもりなのか、草を踏む音に扇の音が混じるそんな音たちは少年のいた池の畔から次第に遠ざかっていった**]
(180) 2010/08/01(Sun) 05時頃