>>172 ――……いえ、そのようなことは…。[椅子になりたくない、という言葉には、口ではそのように答えるが、白い貌から覗き込まれれば、そのアクアマリンの眸は揺れた。] ありがとうございます。[口から出た言葉は眼を褒められたことに対して、 そう、晴天の空というのはまさにの表現だろう。 愉悦をもった口調は、立場を明らかにさせる。 そう、大神に逆らうことはできない。 唾を一度飲み込むと、顔をあげた。 銀灰の主の貌をしばらく見つめたあと、初老の、銀白の大神に視線を向ける。] ――……
(175) 2012/03/14(Wed) 19時半頃