[甘いものを欲して店内に入れば、予想外の香ばしい匂いが漂っていた。空腹感が増す。
店内には定員が一人>>@51と、男女のカップルが一組>>128>>131。
男の方に手がないのを見れば、微かに目を見開くも。反応を示すことで相手を不快にさせてはいけないかと、すぐに通常の冷めたような表情に戻しただろう。
生前から腕がなかったのだろうか。
それとも、ゲーム参加のエントリー料なのだろうか。
どちらにせよ、何をするにも大変そう。ノイズや死神の存在、そしてミッションもあるのに大丈夫なのだろうか…と少し心配して。見ず知らずの者を心配している場合でもないかと、すぐに頭を切り替えた。
とりあえず、店内の人との会話は兄に任せてしまおうと、自分はクレープのメニュー一覧を眺めている。
話の内容は耳に入れているが、口は挟まず。時折ちらりと目線を向けるくらいはするが、コミュニケーションは殆ど兄に擦り付けてしまおうと…。
( なんだか、カスタードクリームが食べたい気分だなぁ。)]
(172) 2015/03/11(Wed) 16時頃