[来客として招かれたこの方の風体に上から下まで軽く視線を辿らせます。アルバイトだと聞いていますから、確かにお世辞にも正装と呼べる服装ではありませんが、そこはそれというものでしょう。先生とて、何もブルジュ・ハリファの住人というわけでもないのですから]
ようこそ、歓迎いたします。私は先生の秘書を務めております白星真弓と申します。…ところで、台所にはどのようなご用件で?皆様、大体の方は客間にいらっしゃるようですからそちらにいらっしゃってはいかがでしょうか。その、廊下を向かって右のすぐ…突き当りの部屋です。
ウェルカムドリンクも、それに少しでしたらお茶菓子等も用意しておりますので、使用人の誰かに申し付けていただければと。
キャンディブッフェも考えてはいたのですけれどね。
[等と言いつつ、先ほどまでいた部屋の方を示しました。案内をしてから、当初の予定通り先生の自室へと向かいます。
その頃には、肝心のパーティの準備も晩餐室の方で随分整っていたでしょうか]
(172) 2017/12/14(Thu) 22時半頃