……そう、捨ててくれても良かったのに…
あ!それよ、その本!
やっぱり貴方に渡していたのね…恥ずかしくて…もう…
[本を受け取る。
相手の手に触れないように。
なんだか、何とも、言い表せない気持ちが、何ともね。
食事。の言葉には、謝罪に来た身であることも忘れて目を輝かせた。]
お食事?だったら行きたい所があるわ!
一度、大学の食堂に入ってみたかったのだけれど、一人じゃなかなか入れなくて…商店街の近くにある、大きな大学なんだけれど。
そこに一緒に行って貰えないかしら…?
温かくなった財布のお世話にはならないから…!
[その大学の講師は相手だろうか。そんなことは考えなかった。
もし承諾が得られたのなら、徒歩で行くかバイクで行くか尋ねただろう。
そして、しばらくして気がつき、身悶えるのだ。男性と食事に行くのは始めてであると。]
(170) 2014/10/03(Fri) 22時頃