[>>166サミュエルの抱える思いを女は知る由もなく。グロリアの事を詳しく聞けば、疲れている彼女を困らせてしまうかもしれないと思うと先程の話を蒸し返す気にもなれず。黙した相手にどう言葉を掛けるべきか、女は気付かないように振る舞いながら考える。小さな笑みと共にカナッペの感想を聞けば、自分が誉められたように笑い。]でしょう?流石マドカだよねー。[視線には気付いていたが、顔はカナッペに向けたまま。やがて暫く黙った後に]――ねぇ、ボクの顔に何かついてるかい?[褐色にサミュエルの姿を捉えると、静かに微笑んだまま、首を傾げてみせた。その声色や笑みは、今までのものとは性質が異なるように感じるかもしれない。]
(170) 2013/12/04(Wed) 23時半頃