洒落にならないから止めたんだ、あれは。
dds.net.zip ねえ。
求人広告に埋もれたかな。
[フィリップと同じように、会話は半分聞き流しながら携帯を弄る。
求人広告――派遣会社からのメールのことだが。口にして、自然と自分の所にも来ているかもと思ったことに、嘘寒いものを覚えて首筋を撫でた]
たぶん、そうだろう。俺も断片的にしか覚えてないけど、節々出てくる単語がこれほど同じっていうのは……少し気になる。
[つきあわせた顔、後輩の表情に、こちらはやや唇を引き結んで]
どうせみんなで見るならもっと愉快な物でもよかろうに。
[どうともならぬ事をつぶやいて。近くの顔から滲む感情には気づかぬはずはない、自分と同じ物だったから。
だから一度深呼吸すると、なんともないという顔を作って、頷いて見せた。半分は自分に*言い聞かせるために*]
(168) 2010/05/31(Mon) 03時半頃