『あるよ。』[と、さらりと返されれば。(マドカに続いてまた年下に先を!しかも平然と答えるだなんて、これが恋を知る者の余裕なの…!?)[しかし続けられた台詞に、どうやら違うようだと少し安堵する。けれども平穏も長くは続かなかった。閃いたとばかりに瞳をきらめかすと、モニカはとんでもないことを言い出した。]ちょ…っ。ちが、違うわよ!私には好きな人はいないって、最初に言ってるでしょ!![肩でぜーぜーと、息をする。カウンターからの視線を感じれば、さすがに気まずくなり目を逸らす。]へ、変なこと聞いて悪かったわね。スキーのこと調べるんでしょう?邪魔したわ。[これ以上聞いても余計な誤解を招くだけな気がする。そんな恐怖を抱き、無理やり話題を終わらせた。]
(166) 2013/12/18(Wed) 00時頃