…お前、誰だ。
[百洲の関係者か?こんな女居たかな。そんな事を考えてみても見覚えが無い事には変わりは無く。
麗亞の件で相当揉めた三黒に他の家がちょっかいを出しに来たかという線に気付いても、それにしてはどうも様子がおかしい。
睨む目>>95を殺気混じりに鋭く見下ろしていたものの、しかしあちらから反らされればそれは>>95怪訝なものへと変わっている。
いやそれより、門の向こう?一体、どう言う。こいつは何を知っている?
立ち去る女>>96の腕を待てと掴むより先、投げかけられた不死鳥の話>>97にあっけに取られて。
長い日数を過ごしても尚己の目に焼き付いて消えないあの鳥の事を、どうしてお前が知っているのか。
あの不死鳥の事は、限られた者しか知らない話だ。
――それに俺は、何処かでお前を見た事が、]
…!!
おい、待っ、
[一瞬、何かに気付きかけた気がした。
しかし言いたい放題言われその内訳の半分も分からぬ内に、
若い女は人混みに呑まれて消えただろう。**]
(165) mzsn 2015/09/24(Thu) 06時半頃