― 回想・昨夜、別邸>>92 ヨーランダ―[なんの気なしに銀の髪を眺めていたが、ふと目が合う。声をかけられベットの上から会釈を返した]いや、王宮に来るまで避難勧告があるのを知らなかったな。…だが、しばらくはここで暮らす事になるだろう。[気さくな笑みを浮かべられても、特に愛想笑いもしない。差し出された手を淡々と受け取り握手を交わした]……俺はヴェスパタイン。王都の外れの森でランタン職人をしている者だ。[手短に自己紹介を済ませ、セシルの奏でる演奏に再び耳を傾けた]
(164) 2011/11/13(Sun) 01時頃