人狼議事

194 花籠遊里


【人】 座敷守 亀吉

[渇きつつある目尻の先に顔を近付けられたとして避ける様子も見せない>>144
されども徐々に花と蝶の温が重なり合うことに眉間を寄せれば、歪む唇。歯を立てぬように引き結んでは視線を逸らす。

やがて幕を上げるだろう悪辣な遊びには先程まで視界に収めた蝶の姿を探すように追って、その片手の黒布が失せていることに気付く>>124]

──はは…。

[震える声は咽喉を揺らして唯々嗤う。
一通り肩を揺らし終えれば、そっと顔を上げて熾烈な瞳に鼻を鳴らす。]

……成り代わりたいのは貴方の方では? 蝶が今更蛹のように葉に成りすまし、隠蔽することに何の得があるのか、私には分かりません。

[からからと花弁揺らし花は心底愉快そうに滲んだ瞳を歪ませる。
されど蝶の願いはこの宴にて絶対。
やがては情人のように胸元へ指先を伸ばし、そっと囁く。]

…お慕い申しております。 …ペティンガー様。

[名を呼ぶ声は小さく直ぐに空気溶け込む。果たして蝶の耳に届いただろうか。]

(161) 2014/09/18(Thu) 22時半頃

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