人狼議事

194 花籠遊里


【人】 看板娘 櫻子

[熟れた櫻の実に、布越し触れる彼の指先はとても優しいものでした。
 摘まれれば、呼応するように指先に力が籠もります。
 重なる唇の隙間から零れる吐息も
 ベルさまの裡を焦がす火種になってくれたでしょうか。

 離れる唇には、名残惜しげに睫毛が振るえ
 微笑まれる彼に、朱の差す目許を細めました。]

 ベル、さま。

[「可愛いね」「好きだよ」「櫻子」>>150
 連ねられる言の葉に、胸の奥がとくり音を立て
 射干玉の眸に彼だけを映しておりました。

 隣より聞こえるは、『蝶』の声であったでしょう>>147
 弄ばれる二輪の『花』の嬌声であったでしょう>>144>>154

 それに優しく蓋をするような声音が
 僕を名指しで呼びました。]

(160) 2014/09/15(Mon) 23時半頃

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