―名も無き孤島―[――――うた>>@5が、聞こえた気がした][子供はふい、と顔を空にあげた後、ぽつりと呟いた。―――スクリプトを確認。[ジジ、と何かが擦れる音を上げて子供の周囲に、無彩色の光の文字が浮かび上がった。それらは、周囲を回るごとに世界の言語を変えて、同じ文を刻み続ける][―――それは、カリュクスの電子端末《デジ・プール》>>216に記されたものと同じ詩。ルーカスが口にした歌の序文であり、][純粋に捉えるならば、「神」への歓喜を歌う歌。―――もしくは、「更なる何か」を求めるかの否かのメッセージ>>1:376か、…子供の封じられた「何か」を暴く「鍵」][文字を見た子供の顔は変わらない。未だ無表情のまま]
(158) 2014/06/09(Mon) 22時半頃