─ローズマリーの部屋─
[お互いにパニックになりながら、彼女の言葉を解釈しようとする。
彼女はつまり、困ってる人や身体が弱っている人を放っておけない、心優しい女性なのだと理解する。
ただし、自分が特別扱いされているのではなく、誰に対してもこんな風にするかもしれない。早い段階から過度な期待をかけて、彼女に迷惑をかけないようにしないと]
…まあ、僕も…今朝から何も食ってなくて、…その、…甘えてしまった所があるんですけど…
[ようやく冷静さを取り戻すと、気恥ずかしさから頭を掻いて、深々と頭を下げる。頭を上げるとクラリと目眩がしたが、何とか持ち直す]
すみません、あの…今度必ずお礼しますね、…えと…ミラーさん…
あ、さっき名札、見えたんで…───え、風邪?あの…僕がうつしましたか?どうしよう…
[風邪を引いたと聞くと心配したが、こちらが問う前に彼女は部屋から出て行ってしまった]
イヤではないけど…うーん…
[自然とベッドに目が向いてしまう。甘い香りに満たされたこの部屋に居ると、今度はこちらが先に妙な気を起こしそうだ。
横になって身体を休めたい欲求をなだめつつ、寝室を後にしてリビングへと向かう]
(158) vitamin-girl 2011/11/28(Mon) 02時頃