[引きずられるように入れば、ぺこぺこと頭を下げつつ、立たされるのは]
…えっと。
[顔を生徒会役員に向けると「引いて下さい」と言われたので、よく分からずにくじを一つ引いた。
開こうとする前に「開けないで下さい」と言われ、開ける前に両手で押さえ込むようにくじを持ち]
え゛?
[その聞いた途端に、色々な感情が混ざり合った声が漏れた。
「生徒会長の指示があるまで、開けずにここでお待ちください」
ここは猛禽類の居る檻の中か。処刑を待つ囚人か。
少女には、この空間の重圧が襲ってくるような気すらしていた。
ぎぎぎぎ、と鳴っていそうな硬い動き。
救いの手、と言わんばかりに、演劇部部長の誘い>>152にのって傍へと小走りで向かうのだった]
きょ、今日は、グラウンドで練習してたので。
その。ちょっと、距離が、あったみたい、です、ね。
[小さく笑うその姿も硬い。言うなれば女王の前の白兎か]
(157) 2011/09/08(Thu) 23時頃